相続税額の計算方法は
今回はパート2になりますので、相続税額の計算や基礎控除について確認していきます。
ある本には、相続税のかかる財産の価額ー債務及び葬式費用+生前贈与財産の価額(死亡前3年以内に贈与されたもの)=課税価格(各人別に計算)
とされており、
その課税価格ー基礎控除額=課税遺産総額
となります。
基礎控除額の算出は、
3,000万円+600万円×法定相続人の数
したがって、各人の課税価格の合計額が基礎控除額以下であれば相続税はかからないことになります。
相続税の総額の計算
課税遺産総額×法定相続人の法定相続分の割合×相続税の率
=各任の法定相続分に対する税額
各人別の法定相続分に対する税額を合計したものが相続税の総額になります。
また、相続税の税率は10%~55%とされており、取得金額によって税率が変わります。この税率は贈与税の税率と同様です。
各人の算出税額の計算は
相続税の総額× 各人の実際に取得した財産の課税価格
課税価格の合計
各人別に計算します。
このように一つ一つ確認した計算するれば、決して難しいことでもありませんので、基礎知識として確認しておきましょう。(令和2年版 あなたの不動産 税金は(公益社団法人 全国宅地建物取引業協力連合会(発行・編集)/株式会社テクノート(制作協力)令和2年6月17日第1刷発行)