固定資産税とは?
毎年、5月頃になりますと固定資産税の納税通知書が自宅に届きます。今回はその固定資産税を改めて考えていきたいと思います。
いつもどおりわかりやすく解説された本を見ながら考えましょう。
ある本では、この固定資産税の税金は、土地や家屋を持っているとかかってくる税金で、持っているあいだは毎年かかってくるというのが特徴です。税金を納める人は、毎年1月1日(これを賦課期日といいます)現在、各市区町村に備え付けられた固定資産課税台帳にその土地、家屋の所有者として登録された人です。
いくら納めるかは、次の算式になります。
土地または家屋の価格×税率=税額
この算式で「土地または家屋の価格」というのは、固定資産税評価額とされています。税率は各市区町村によって異なる場合がありますが、標準となる税金は100分の1.4です。納期前に市区町村から納税通知書が送られてきますので、申告の必要はありません。納期は市区町村により異なる場合がありますが、通常は4月、7月、12月、翌年の2月の4期になっています。
なお、課税標準が土地30万円、家屋20万円に満たない場合には、固定資産税は課税されません。
このようなことが基本の概要になります。次回は固定資産税の特例を見ていきたいと思います。(令和2年版 あなたの不動産 税金は(公益社団法人 全国宅地建物取引業協力連合会(発行・編集)/株式会社テクノート(制作協力)令和2年6月17日第1刷発行)